百年委員会・TSL委員会について
                                    森本堯士 浜田俊充

 昨年度の本校創立80周年記念行事・記念事業につきましては、同窓会員の皆様には物心両面に渡りご支援を頂き、真に有難うございました。
 6月14日の記念誌の発行をもって一応完了しましたが、まだ本校の将来に関する大きな宿題が残されております。それは、一昨年度の記念事業等実行委員会(学校、同窓会、振興会代表)において、80周年単年度の事業だけでなく、今後の土佐中高の発展を期して「土佐中高100年を考える会」の立ち上げと「教員研修基金の創設」の提言がなされました。その後の理事会・評議員会で「百年委員会」と「TSL委員会(Teacher's Study Leave program)」として継続して考えていくことが了承され、委員としては以下の方々にお願いをして発足しました(委員は漸次拡充の予定です)。

 百年委員会(百周年を目指して、土佐中・高のあるべき姿を求める)

  会長:岡村 甫(32回)
  委員:宇田耕士(宇田家) 川崎康正(42回・川崎家)
     国見直樹(44回・振興会) 岡内紀雄(34回)
     西山彰一(48回) 武市智行(49回) 羽方将之(38回)
     中谷 元(51回) 市川直介(53回)
     本校教員 森本堯士(32回)、小村 彰(49回)、島内麻千子(60回)

 TSL委員会(理事会直属)(教員研修プログラムの運用)

  会長:宮地貫一(21回)
  委員:森田幸雄(校長) 野崎りつ(振興会) 森木房恵(39回)
     森木將雄(32回)
     本校教員 浜田俊充(35回)、河野 浩(34回)、山本浩文、
          門田美和(38回)、矢野泰久、三浦浩二(45回)

 そして、2001年1月31日に宇田耕也氏(理事長)、川崎幾三郎氏(理事)も交え「百年委員会・TSL委員会合同会」が開かれ、今後の会の進め方等について話合いが持たれました。校舎建築も見据えた資金問題、教育のあり方、情報発信の必要性、研修計画、組織等を早急に考え、学校、振興会、同窓会三者の意見を取り入れて協力体制をつくることなどが確認されました。また、次会からは各委員会に分かれ討議することになりました。以下はその会議内容です。


第1回 百年委員会 3月13日(火) 於土佐高校会議室
 土佐中・高創立百周年に向けて、本校のあるべき姿を求め考える会との主旨で委員を当面2つのグル−プに分け、ハ−ド面(建物、施設等)とソフト面(教育内容、カリキュラム等)をそれぞれ中心課題とすることにしました。ハ−ド面に取り組むグル−プは宇田耕士、川崎康正、*中谷元、岡内紀雄、*西山彰一、森本堯士、ソフト面のグル−プは岡村甫、国見直樹、市川直介、*武市智行、*羽方将之、小村彰、島内麻千子(*印当日欠席)となりました。そして8月4日(10時に開催予定の第2回会議には一歩進んだ議論が行なえるよう、それぞれのグル−プがそれまでの成果を持ち寄ると云うところまで合意しています。
 その後、各グル−プの校内の動きは、まずハ−ドの方では機会があって訪問しました金蘭千里高・中学校、大阪星光学院中・高等学校からは現行の資料をもらって来てくれましたし、6月の終わりから7月初めにかけて小津高校(県内で最も新しい校舎が完成)と南高校(14年度開校の公立中高一貫校)を視察し、情報機器類の施設状況等も含めた資料の収集に努める予定です(他にも訪問や資料集めをしたい学校も選んであります)。 一方、教育の内容・カリキュラム面については、将来につながる第一歩たる14年度からの新指導要領と完全学校週5日制への本校の対応をめぐって、全教員の熱い議論が続いております。「新カリキュラム・5日制を考える委員会」の週1回の定例討議、更に教科会での討議をふまえての委員会討議等々です。これは将来の本校のあるべき姿や行事の見直しをも含めた学校運営全般にも大きくかかわる問題です。「なんぷう21号」でも少し触れましたが、ここは一つ建学の精神に立ちかえり、学びの本質たる自主自律、自学自習できる子供達にどう育てるのか、その為に教員自身が高まり深まる努力は何辺にあるべきか等々の真剣で息の長い議論が為されるべきと考えています。

第1回 TSL委員会 3月13日(火) 於土佐高校応接室
 生徒の学力、資質の向上を図る上にも教員の研修は必要である。それは単に教科内容・教授法等だけでなく、広く社会の動向に触れることの重要性が指摘されました。その上で次のような内容の話合いがなされました。
1.資金問題。学校の研修予算に振興会、同窓会も協力しそれぞれが醵出。細目、方法 等は今後検討。
2.今までの研修の実態調査。教員自体の希望等調査(アンケ−ト等)。教員から、現 在の状況の説明あり。
3.教員の自己評価、他からの評価の必要性。重点目標を出し自己アピ−ルの場とする。 視野を広げるための研修が必要。
4.秋までには制度的なものと、運営方法を考える。

第2回 TSL委員会 5月29日(火) 於土佐高校応接室
 教員からの提言等(8件)をもとにしての討議。なお広く意見を聞きたいので、7月中に教員との懇談会を数回に分けて開きたい(アンケ−トも実施)。懇談会での内容は、生徒の資質を高めるには何をなすべきか、そのための教員は研修は如何にあるべきか等が中心になると思います。
 なお当然のことですが、教員の情熱と意欲が不可欠であり、職員会やアンケ−ト等をも通して変革への主体的な関わりを求めていこうとしています。 百年委員会・TSL委員会アンケ−ト
 別紙「百年委員会・TSL委員会について」は次号「向陽」に掲載されるものです。
それをお読みになって次のアンケ−トにご回答をお願いします。
1.生徒の資質向上のためには、どのようなことが考えられるか。
2.百年委員会への提言。
3.TSL委員会への提言。
 (2.と3.についての提言は種々の項目が考えられますが、ご自由にご回答下さい。  この用紙で足りないときは自由に補充して下さい。記名、無記名もご自由に。)