28回卒業生のホームページテスト版
 昭和28年(1953年)の卒業生は、土佐中・高の新制第1期、男女共学第1期です。小学校の秀才を集め少数精鋭(1)教育で鳴らした旧土佐中が戦火で灰燼に帰した時、校長就任早々にして、起死回生、焼け太りの大博打(2)を打った大嶋校長のお陰で1947年に入学できた有象無象の男女250人が、我々28回生です。

 在学中は、バラック建築の材木を運んだり、本建築に際してはバケツリレー式に2階の屋根まで瓦を届けるなど、校舎建設に力を貸しつつ文武両道に秀でた高知県内唯一の進学校(3)としての新制土佐中・高の礎を築き、卒業後は戦後の高度成長を支えた仲間です。

 その仲間が還暦を迎える頃女性陣の発案で記念文集「くろしお」が創刊されました。以来約20年の間に、厚い時で400頁に及ぶ7冊が刊行されました。(4)

 また、卒業後5年おきに高知へ帰って記念会合を持つようになりましたが、昨年の65周年は東京で祝いました。土佐中・高の歴史において初めてのことです。(5)これを記念して、若い年次の驥尾に付してホームページを作りたいと考えそのテスト版を作って貰いました。正式発足は同級の皆さんのご了承を得てからとなりますが、どなたにもご異議はないと思われる直近の2枚の写真を載せました。

 高度成長時代時代には卒業生が多く東京に集まりました。その頃、首都圏に居た人達を中心とする「向陽会」は今でも年に2回、春秋に集まっています。その写真なども含めて、今後、記録・記憶を持つ人たちが生きている間に拡充してゆきたいと考えています。

                  28回生有志(6)  前田典彦

注 (本文内の数字に対応)

1.1学年30人

2.大嶋先生ごめんなさい

3.競争校もまだなかったです

4.今回同様、筒井編集長にお世話になりました。
https://www.tosako-kanto.org/tosa.files/announce20161224_x.htm#L2016.03.29
http://kuroshiodenshi.cocolog-nifty.com/

5.当たり前ですよね

6.池上武雄、川村愿、壷坂艶子、中島俊輔、吉村元秀・毬の皆様。まだ確認中多数。「有志」だけでは無責任なので前田典彦の名前を出しました





集合写真に間に合わなかった方々